3級FP過去問解説(学科) 2017年1月 (11) 債券

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(11)

一般に、流通市場で取引されている固定利付債券では、市中金利の上昇に伴い、債券価格が上昇する。



[正解] × (不適切)

[解説]

すでに発行されている固定利付債券の金利は変わらない。市中金利が上昇すれば、新たに発行される債券の魅力が上がるため、すでに発行されている債券の価格は下落する。債券の価格と金利の値動きは逆である。


[要点のまとめ]
債券

    目次

  1. 債券
  2. 債券の基礎知識
  3. 債券の利回り
  4. 個人向け国債
  5. 債券のリスク

1 債券

債券は国や企業が投資家からお金を借りるために発行する借用証書のことで、国が発行する国債・個人向け国債、地方公共団体が発効する地方債、企業が発行する社債などがある。

1. 債券の種類
(1) 利払いの方法
 ・利付債 半年毎や1年毎など定期的に利息が支払われる債券
 ・割引債 基礎知識償還期限までの利子相当分をあらかじめ額面金額から差し引いて発行され、満期時に額面金額で償還される債券

2 債券の基礎知識

・市場金利が上昇すると、債券価格は下落する。逆に市場金利が下落すると、債券価格は上昇する。
・債券の残存期間が長いほど、金利変動による債券価格の変動幅は大きくなる。
・債券の利率が低いほど、金利変動による債券価格の変動幅は大きくなる。

3 債券の利回り

1. 応募者利回り(%)
\begin{align*}
& =\frac{表面利率+\frac{額面(100円)-発行価格}{償還期限(年)}}{発行価格}✕100\\
\end{align*}

2. 最終利回り(%)
\begin{align*}
& =\frac{表面利率+\frac{売却価格-購入価格}{残存年数(年)}}{購入価格}×100\\
\end{align*}

3. 所有期間利回り(%)
\begin{align*}
& =\frac{表面利率+\frac{売却価格-購入価格}{所有期間(年)}}{購入価格}×100\\
\end{align*}

4. 直接利回り(%)
\begin{align*}
& =\frac{表面利率}{購入価格}×100\\
\end{align*}

4 個人向け国債

1. 変動10年
(1) 適用利率:基準金利 × 0.66
(2) 最低保証金利:0.05%
(3) 利払:半年ごと
(4) 中途換金:直前2回分の利子相当額 × (100% – 20.315%)
  1年経過後に換金可能

2. 固定5年
(1) 適用利率:基準金利 – 0.05%
(2) 最低保証金利:0.05%
(3) 利払:半年ごと
(4) 中途換金:直前2回分の利子相当額 × (100% – 20.315%)
  1年経過後に換金可能

3. 固定3年
(1) 適用利率:基準金利 – 0.03%
(2) 最低保証金利:0.05%
(3) 利払:半年ごと
(4) 中途換金:直前2回分の利子相当額 × (100% – 20.315%)
  1年経過後に換金可能

5 債券のリスク

1. 価格変動リスク

2. 信用リスク
・債券の元本や利息の支払いが遅延したり、支払われなかったりするリスク
基礎知識格付け機関であるS&Pでは、BBB(トリプルB)以上が投資適格債となる。

3. 流動性リスク

4. カントリーリスク

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