3級FP過去問解説(学科) 2017年5月 (5) 教育資金計画

(5)

日本政策金融公庫の教育一般貸付(国の教育ローン)の資金使途は、受験にかかった費用(受験料、受験時の交通費・宿泊費等)および学校納付金(入学金、授業料、施設設備費等)に限られる。



[正解] × (不適切)

[解説]

国の教育ローンの資金使途は幅広く、大学に通うための家賃や交通費、国民年金保険料などにもあてることができる。


[要点のまとめ]
教育資金計画

教育資金の準備方法には、貯蓄や保険の利用があるが、資金不足の場合には奨学金や国の教育ローンを利用する方法がある。

奨学金

1. 奨学金の種類
(1) 給付型
給付型奨学金は、国費を財源として、意欲と能力のある若者が経済的理由により進学を断念することのないよう、原則として返還義務のない奨学金を支給するタイプである。

(2) 貸与型
国内の大学・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)および大学院で学ぶ人を対象とし、利息の付かない第一種奨学金と、利息の付く第二種奨学金がある。また入学時の一時金として貸与する入学時特別増額貸与奨学金(利息付)がある。第二種奨学金では、貸与が開始される時点から利息が発生する。
 第一種奨学金:無利息、所得制限と成績基準がある
 第二種奨学金:有利息、在学中は無利息

2. 資金使途
 特に制限なし

国の教育ローン(教育一般貸付)

1. 特徴
日本政策金融公庫の教育ローン。学生1人につき最高350万円まで借りることができ、最長15年に渡り返済する。金利は固定金利だが利率は民間の金融機関と比較して低く設定されている。借り入れには収入基準があり、子供の数によって異なる世帯年収の上限額がある。

融資限度額学生1人につき最高350万円
金利の種類固定金利
返済期間最長15年
融資元日本政策金融公庫
収入基準子どもの数によって世帯収入の上限あり

2. 資金使途
・学校納付金(入学金、授業料、施設設備費など)
・受験にかかった費用(受験料、受験時の交通費・宿泊費など)
・在学のための住居費用(アパート・マンションの敷金・家賃など)
・教科書代、教材費、パソコン購入費、通学費用、修学旅行費用、学生の国民年金保険料など

 図解 奨学金と教育ローン

貸与型奨学金国の教育ローン
対象者学生保護者など
金額学校の種類や通学形態により異なる(月額貸与)学生1人つき最高350万円(一括貸与)
返済卒業後翌月から
利息無利息と有利息(在学中は無利息)がある貸付時から発生
申込募集期間ありいつでも可

学資保険(こども保険)

保険会社などが販売している教育資金のための保険で、大学入学時に満期保険金を受け取るタイプや中高進学時や大学在学中にも受け取れるタイプなどがある。保険機能も備えており、保険料払込期間中に契約者(親)が死亡した場合、以降の保険料払込は免除され、保険金も支給される。

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