(31)
一定の利率で複利運用しながら、毎年一定金額を積み立てた場合の一定期間経過後の元利合計額を試算する際、毎年の積立額に乗じる係数は、( )である。
- 減債基金係数
- 年金現価係数
- 年金終価係数
[正解] 3
毎年一定金額を積み立てた場合の一定期間経過後の元利合計額を試算する際、毎年の積立額に乗じる係数は、年金終価係数である。
ライフプランニングの手法
1 6つの係数
<係数早見表 年利2.0%>
終価係数 | 現価係数 | 年金終価係数 | 減債基金係数 | 資本回収係数 | 年金現価係数 | |
5年 | 1.104 | 0.906 | 5.204 | 0.192 | 0.212 | 4.713 |
1. 終価係数
複利運用で元金を運用した場合の将来の受取額を求めるための係数
(例)
100万円を年利2%で運用した場合の5年後の金額
1,000,000円 × 1.104 = 1,104,000円
図解 終価係数
2. 現価係数
将来の目標額を複利運用で達成するための現在の元本を求めるための係数
(例)
年利2%で5年後に100万円を準備するために必要な現在の金額
1,000,000円 × 0.906 = 906,000円
図解 現価係数
3. 年金終価係数
毎年一定額を複利運用で積み立てた場合の将来の受取額を求めるための係数
(例)
年利2%で毎年20万円を5年間積み立てた場合の5年後の受取額
200,000円 × 5.204 = 1,040,800円
図解 年金終価係数
4. 減債基金係数
複利運用で将来の目標額を達成するための毎年の積立額を求めるため係数
(例)
年利2%で5年後に100万円を準備するために必要な毎年の積立額
1,000,000円 × 0.192 = 192,000円
図解 減債基金係数
5. 資本回収係数
複利で運用しながら元本を取り崩す場合の毎年の受取額や毎年のローンの返済額を求めるための係数
(例)
年利2%で100万円を運用しながら5年間で取り崩した場合の毎年の受取額
1,000,000円 × 0.212 = 212,000円
図解 資本回収係数
6. 年金現価係数
複利運用で毎年一定額を受け取る場合に必要な現在の金額を求めるための係数
(例)
年利2%で5年間20万円ずつ受け取る場合に必要な現在の金額
200,000円 × 4.713 = 942,600円
図解 年金現価係数