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株式投資に関する評価指標の1つである配当性向は、株価に対する1株当たりの配当金の割合を示す指標である。
[正解] × (不適切)
[解説]
配当性向は、利益のうちどのくらい配当金に回したかを見る指標である。株価に対する1株当たりの配当金の割合を示す指標は配当利回りである。
[要点のまとめ]
株式
株式
1 株価指標
1. PER(株価収益率)(倍)
・株価が1株当たり当期純利益の何倍であるかを示す指標で、同業他社と比べPERが低い銘柄は割安と判断する。
(算式) 株価 ÷ 1株あたり純利益(EPS)
2. PBR(株価純資産倍率)
・株価が1株当たり純資産の何倍であるかを示す指標で、1倍を下回るか、1倍に近い銘柄ほど割安となる。
(算式) 株価 ÷ 1株あたり純資産(BPS)
3. ROE(自己資本利益率)(%)
・自己資本は株主が出資した資金のことで、自己資本でどのぐらい利益を上げたかをみる指標である。
(算式) 税引後当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
4. 配当利回り(%)
・株価に対する配当金の割合で、どのくらいの配当金を受け取れるかをみるための指標である。
(算式) 1株あたり配当金 ÷ 株価 × 100
5. 配当性向(%)
・純利益に対する配当金の割合で、企業が純利益からどのくらい配当金を出しているかをみるための指標である。
(算式) 配当金総額 ÷ 税引後当期純利益 × 100