3級FP過去問解説(個人資産) 2019年9月 (問14) 相続税の総額の計算

【第5問】 次の設例に基づいて、下記の各問(《問13》~《問15》)に答えなさい。


 Aさん(80歳)は、妻Bさん(73歳)との2人暮らしである。Aさん夫妻には、2人の子がいるが、二男Dさんは既に他界している。Aさんは、孫Gさん(22歳)および孫Hさん(20歳)に対して、相応の資産を承継させたいと考えている。



<Aさんが保有する主な財産(相続税評価額)>
 現預金            : 6,000万円
 自宅(敷地330㎡)      : 8,000万円 (注)
 自宅(建物)         : 1,000万円
 賃貸マンション(敷地400㎡)  : 1億円 (注)
 賃貸マンション(建物)    : 8,000万円
 (注)「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用前の金額

 ※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

問14

Aさんの相続が現時点(2019年9月8日)で開始し、Aさんの相続に係る課税遺産総額(課税価格の合計額 – 遺産に係る基礎控除額)が2億円であった場合の相続税の総額は、次のうちどれか。

  1. 3,750万円
  2. 3,900万円
  3. 4,600万円




[正解] 1 (適切)
[配点] 4  (点)

[解説]

・相続税の総額は、各相続人が法定相続分の財産を受け取ったとして各相続人の相続税を算出し合計する。
・法定相続分と相続額
 妻Bさん(1/2):2億円 × 1/2 = 1億円
 長男Cさん(1/4):2億円 × 1/4 = 5,000万円
 孫Gさん(1/8):2億円 × 1/8 = 2,500万円
 孫Hさん(1/8):2億円 × 1/8 = 2,500万円
・相続税
 妻Bさん:1億円 × 30% – 700万円 = 2,300万円
 長男Cさん:5,000万円 × 20% – 200万円 = 800万円
孫Gさん:2,500万円 × 15% – 50万円 = 325万円
 孫Hさん:2,500万円 × 15% – 50万円 = 325万円
・相続税の総額
 2,300万円 + 800万円 + 325万円 + 325万円 = 3,750万円

[要点のまとめ]
相続税の総額の計算

1 相続税における遺産に係る基礎控除額

(算式)
 3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数

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