3級FP過去問解説(資産設計)2018年9月【問19】老齢基礎年金の繰下げ受給

【第7問】下記の(問17)~(問20)について解答しなさい。


<設例>
佐野勇也さんは株式会社MKに勤める会社員である。勇也さんは40歳を過ぎたこともあり、今後の生活設計について、FPで税理士でもある鶴見さんに相談をした。なお、下記のデータはいずれも2018年9月1日現在のものである。

[負債残高]
住宅ローン(自宅マンション):1,900万円(債務者は勇也さん、団体信用生命保険付き)
[その他]
上記以外については、各設問において特に指定のない限り一切考慮しないこととする。

問19

勇也さんは、通常65歳から支給される老齢基礎年金を繰り下げて受給できることを知り、FPの鶴見さんに質問をした。老齢基礎年金の繰下げ受給に関する次の(ア)~(ウ)の記述について、正しいものを○、誤っているものを×とした組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、老齢基礎年金の受給要件は満たしているものとする。

(ア)老齢基礎年金を繰下げ受給した場合の年金額の増額は、一生涯続く。
(イ)老齢基礎年金を繰下げ受給した場合の年金額は、繰下げ月数1月当たり0.7%の割合で増額される。
(ウ)老齢基礎年金を繰下げ受給する場合、老齢厚生年金を65歳から受給することはできない。

  1. (ア)× (イ)○ (ウ)○
  2. (ア)× (イ)× (ウ)○
  3. (ア)○ (イ)○ (ウ)×


[正解]  (適切)

[解説]

(ウ)繰上げは老齢基礎年金と老齢厚生年金一緒に手続きしなければならないが、繰下げは別々に行うことができる。

[要点のまとめ]

<老齢厚生年金の繰上げ・繰下げ>
1.老齢基礎年金との関連
(1) 老齢厚生年金の繰上げは老齢基礎年金の繰上げと同時に行わなければならない。
(2) 老齢厚生年金の繰下げは老齢基礎年金の繰下げと別々に行うことができる。
2.受給額の影響
(1) 繰上げ受給は、「月数✕0.5%」(最大30%)減額される。
(2) 繰下げ受給は、「月数✕0.7%」(最大42%)増額される。

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